早速彩色作業を追っていきます。
写真をこまめに撮ってなかったので、途中状態からいきなりスタートです。不親切仕様です。
まずは、紙全体にたっぷり水を引いて背景に色をのせます。
この時、人物や下部の葉っぱ部分にはあまり色が広がらないように気をつけます。
続いて人物の肌に着色。ここまで紙を乾かすことなく一気に作業します。
※画像がありませんが、別紙で影参考があるのでそれに沿って陰影をつけつつ着色しています。
ドライヤーで完全に紙を乾かし、人物に濃い目のポイント影を適宜入れていきます。
上記画像は人物に濃い目のポイント影を入れた所までです。
中央の花芯部分にマスキングインクでマスクを施した後、頭部の花びらを一枚ずつ奥から順に着色していきます。
彩色する部分に水を引き、陰影に沿って色を乗せる。→ドライヤーで滲み止め。
という作業を花びらの枚数だけ繰り返した後、全体を完全に乾かし濃いポイント陰を入れます。
ついでに、イヤリングと唇にも着色。
最期にマスキングを専用のラバーで剥がします。
続いて、下半分にある葉っぱに着色します。
奥から順に線で区切られている部分ごと、水を引く→彩色→滲み止め、を繰り返します。
葉っぱ全体に色が入ったら濃いめの影つけ。影は水を引かずに色を乗せていきます。
影色としては少し薄めの色を作り、2~3回同じ場所に乗せる事で色を目的の濃さまで持っていきます。
少しでも手が止ると色に不要なムラができるので、迷わずに思い切ってザクザク入れます。
背景の植物模様に色を入れます。
水ではなく、かなり薄く作った色を彩色部分に引き→彩色→乾燥させる作業を地道に繰り返してほぼ全体に色を入れます。ドライヤー大活躍です。
これで、粗方色が入りました。次は細部の着色と仕上げ作業になります。
全体はこんな感じ。