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らくがき-Ya!【新館】

創作のイラストと小説、サイト情報を中心に日常の記録を気の向くままに。

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花の人 その2(カラーインク イラストメイキング)

花の人2回目は、細部の描き込み~完成までです。
 画像がいつもより多いので、半分折りたたんでおきます。

 背景の植物模様に影を入れる作業です。
 水は引かず、紙が乾いた状態で面相筆を使って色を乗せます。アニメ影の要領ではっきりした影になるように。
 自分の絵柄の場合、ボカシを使った陰影塗りの上からはっきりした影を入れると、画面が引き締まる気がします。(入れ過ぎると画面がクドクなりますが……(;´Д`A ```)


 頭部の花芯に色を入れます。陰影をあまり付けず、あっさりベタ塗に近い感じで着色。


 細部の陰影描き込みが終わったら、ホワイト(仕上げ)に入ります。

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花の人 その1(カラーインク イラストメイキング)

早速彩色作業を追っていきます。
 写真をこまめに撮ってなかったので、途中状態からいきなりスタートです。不親切仕様です。

 まずは、紙全体にたっぷり水を引いて背景に色をのせます。
 この時、人物や下部の葉っぱ部分にはあまり色が広がらないように気をつけます。

 続いて人物の肌に着色。ここまで紙を乾かすことなく一気に作業します。
 ※画像がありませんが、別紙で影参考があるのでそれに沿って陰影をつけつつ着色しています。

 ドライヤーで完全に紙を乾かし、人物に濃い目のポイント影を適宜入れていきます。

 上記画像は人物に濃い目のポイント影を入れた所までです。


 中央の花芯部分にマスキングインクでマスクを施した後、頭部の花びらを一枚ずつ奥から順に着色していきます。 
 彩色する部分に水を引き、陰影に沿って色を乗せる。→ドライヤーで滲み止め。
 という作業を花びらの枚数だけ繰り返した後、全体を完全に乾かし濃いポイント陰を入れます。

 ついでに、イヤリングと唇にも着色。

 最期にマスキングを専用のラバーで剥がします。



 続いて、下半分にある葉っぱに着色します。
 奥から順に線で区切られている部分ごと、水を引く→彩色→滲み止め、を繰り返します。

 葉っぱ全体に色が入ったら濃いめの影つけ。影は水を引かずに色を乗せていきます。
 影色としては少し薄めの色を作り、2~3回同じ場所に乗せる事で色を目的の濃さまで持っていきます。
 少しでも手が止ると色に不要なムラができるので、迷わずに思い切ってザクザク入れます。



 背景の植物模様に色を入れます。
 水ではなく、かなり薄く作った色を彩色部分に引き→彩色→乾燥させる作業を地道に繰り返してほぼ全体に色を入れます。ドライヤー大活躍です。


 これで、粗方色が入りました。次は細部の着色と仕上げ作業になります。

 全体はこんな感じ。

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イラストメイキング 花の人(カラーインク)

こんにちは、らくがき-Ya!の人です。 
 せっかくメイキング枠を作ったので、mixiフォトにUPしているイラストの作画工程を転載していきます。あっちより画像も大きいですよ!

 今回の絵はこれ。
らくがき-Ya!【本館】にもUPしていますが、コレの彩色過程をざっくりと振りかえります。

 【イラストデータ】
●2010年8月6日 完成  ●原画サイズ F4(横24.1㎝×縦33.2㎝)
●紙 / クレスター水彩紙  ●主線 / ヌーベル・デザインインキ
●着色 / Dr.マーチンカラーインク(ラディアント+シンクロマチック)
     デリータ・コミック用ホワイトNo.2

 特定の花を描写しているわけではなく、一般的お花イメージってこんな~? て感じでざっくりと花を描いているのでモデルはありませんです。

 ヌーベルのデザインインクは、カラー用のペン入れインクとして、コピックやフィキサチーフ以外には滲まずとても優秀高性能だったのですが、かなり昔に廃版になってしまい現在は新品での入手は不可能です。
 個人的に復活してほしい画材ナンバーワンです。

 巷ではDr.マーチンのラディアントとシンクロマチックは混ぜるな! という意見が大半ですが、混ぜても大丈夫です。と言うか、むしろ混ぜろ!(笑)
 色によっては沈殿物が発生しますが、だからと言って使えなくなるわけではなく。むしろ普通に混ぜて下さい。望む色を作るためにもぜひ!
 沈殿物がどうしても気になるなら混ぜないようにするかな~、程度の問題です。好みです。

 では、次回から彩色工程をさらっていきますよ~ (^O^)/~

花の人・その1  花の人・その2

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らくがき製作過程 最終回(Painter Essentials3)

細かい陰影をつける作業に入ります。ツールは、パステルのアーティスト何たら言うやつ。
rakugaki-013-02.jpg

 全体はこんな風になりました。なんとなく良さ気ですよ。
rakugaki-013-01.jpg


 納得いく形になったので、下敷きを使って不要な部分を消したり、細かい修正を入れます。
 塗り残しなどがありますが、上に人物が重なるので問題なし。
rakugaki-014.jpg


 背景から人物まで、全部のレイヤーを重ねて確認。
 これはこれで良いけど、描き足した物体がなんだか浮いているので、ちょっといじります。
rakugaki-015.jpg


 描き足した物体のレイヤー濃度を適当に薄くして違和感をなくす。
 線画レイヤーの上に新規レイヤーを重ねて、髪の毛を一本ずつ書き足し、背景に人物をなじませる。
rakugaki-016.jpg


  これにて完成!!


 とまあ、このような感じです。
 絵によって多少変わりますが、基本的な手順はこんな感じ。
 大雑把な説明ですが、見てる人が面白ければ良いんだけど。特にこれといって凄い事は全くやってません。そもそもそんな技持ってないし。
 
 何か、参考になるんですかねぇ……。

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らくがき製作過程 その4(Painter Essentials3)

背景に付け足す作業です。

 一番最初に描いたラフを、もう一度出します。
 ラフを見ながら、新規レイヤーに石のような不思議な物体を適当に一発描き。
rakugaki-010.jpg


 新規レイヤーに着色。適当に色を乗せました。これを下塗りにして細かい描きこみをしていきます。
 背景を出しているのは全体のバランスを見るためです。
rakugaki-011.jpg


 ブレンドツールを使って、全体をちまちまとぼかしていきます。ぼかしは形に添って。
rakugaki-012-01.jpg


 全体はこんな感じ。色がぼかされてソフトになりました。
rakugaki-012-02.jpg

 次は、本格的な着色作業です。
 しっかし、はみ出すにも程があるだろうって位派手にいってますな。

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らくがき製作過程 その3(Painter Essentials3)

さて、今回は修正とか仕上げの辺り。

 はみ出しを消したり細かい修正のために、レイヤーに適当な色で着色したものを下敷きにします。
 こうすると、消し残しが発見しやすいのです。特に、薄い色や同系統の色を使ってると、案外気がつかないので、下敷きさんは重要です。

 不要なはみ出し部分を消す作業をしつつ、細かい描き込みや修正、ハイライトなどを入れていきました。
 ハイライトは白1色ではなく、微妙に青を入れます。そうすることで、ハイライトの悪目立ちや、浮き上がったような不自然な違和感を無くします。この画像だと分り難いですがね……。
rakugaki-00007


 肌レイヤーを出して、細かいはみ出しや消しのこし、色抜けがないか確認。修正作業をします。
rakugaki-00008


 背景レイヤーを出して、全体のバランスをチェック。
 やあ、なんだかモノ足りませんねぇ。中途半端って言うか、つまらないっていうか。
rakugaki-00009

 ちょっと何か足すか。

 …………と、言うわけで、背景を描きたす事にします。
 次は背景の描き足し作業です。

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らくがき製作過程 その2(Painter Essentials3)

線画が出来たら色塗り開始。

 新しいレイヤーを準備します。
 背景から手を付けます。四角い荒めのチョークバリアントで適当に、雰囲気優先で。
 この絵は深い青のイメージなので、青系を主体にしてぐるぐる着色。
rakugaki-00004
 
 背景の次は人物。

 2枚目の新規レイヤーで肌に着色です。
 画面の左上に光源を決定。背景に合わせて青色を肌に含め、彩度や明度を落とした色で着色。
 立体や光源を意識しつつ荒めに色を乗せます。
rakugaki-00005
 
 納得するまでいじったら、はみ出した部分を消して3枚目の新規レイヤーを用意、髪の毛に着色します。
 陰影を考えつつ髪の流れに沿って。色は紫系で青味より赤味が出るように設定。
rakugaki-00006
 上は、はみ出しを直す前の髪の色レイヤー。
 凄いおおざっぱです。肌も、周りを消す前はこのぐらいはみ出してましたw

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